ゲームのキャラと口喧嘩

記者:こんにちはー
エージェント:なによ
記者:あの、初対面なのに偉そうなんですね

 しょっぱなから相手の勢いに圧倒され、丁寧語で話し掛けてしまった。この時点でもう負けが見え始めている。

エージェント:何そんなとぼけたこと言うの
記者:うわ、むかつく!
エージェント:バカにしないでよ、人をなんだと思ってるの!いつもいつも超むかつく
記者:あんたのほうがむかつくよ!

 がんばって優勢を取り返そうと声のトーンを上げる記者。よし、勝てるぞ!と思いきや……

エージェント:あたしにそんなこと言っていいわけ?バラすわよ、いいのね?お〜っほっほっほ!
記者:な、何をばらすの?

 突然の個人情報漏洩宣言にいきなりタジタジ。さっきまでの勢いが一挙にしぼんだところにエージェントが追い討ちをかける。

エージェント:うざい人ね!
記者:あ、あんたの方がうざいよ
エージェント:ほーんとサイテー!
記者:ごめんなさい……

 ……負けそうだ。

エージェント:ヘモグロビンとアドレナリン大量分泌しちゃったじゃない!
記者:む、難しい言葉をご存知ですね……ごめんなさい……
エージェント:なに言ってんのあんた、ほんと暇人だわねっ!
記者:すみません、暇人なんです。ほんっとごめんなさい
エージェント:人を何だと思ってたの?反省しなさいよ

 ここでエージェントは「バン!」とドアを閉めて去ってしまった。負けた……。生身の人間を相手にしているようで心からムカつき、最後には謝らされて落ち込んでしまった。

上記は米Sonyが開発した「けんかデモ」というPCソフトをやっている模様。以下から転載しました。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0405/07/news037.html
ゲームを音声入力でプレイできるうえに、プレイヤーの感情を声のトーンから汲み取り、喧嘩できるんですって。すげーなー。